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坂本龍馬

遥かなるヌーヨーカ。

今から7年前、2010年のNHK大河ドラマである「龍馬伝」の第7回タイトル。

 

Mr.アタックチャンスこと児玉清さん演じる龍馬の父が亡くなる回。児玉さん自身もこれが生前において最後の演技作品だったそうだ。

 

死期が近いことを悟る龍馬の父。

「龍馬。わしに構うな。おまんは剣を振り、書を読み、侍が己を磨き、高めよういう気持ちを忘れたら生きておる値打ちは無いぜよ。」

「この世に生まれたからには、己の命を使い切らんといかん!使い切って、生涯を終えるがじゃ。」

この言葉が誰もが良く知る「坂本龍馬」を形作る元となり、後の明治維新へと繋がっていくことになる。

 

 今からほんの160年前、幕末の日本。鎖国を続けていた日本にアメリカからペリーをのせた黒船が来航した。

この時、日本では西洋諸国との交わりはキリスト教など有害な思想の浸透につながると考えられていた。文化侵略への危機感から外国の人々に怯え、攘夷とよばれる外国人を排斥する思想や運動が盛んに行われていた。

龍馬の友である武市半平太もいわゆる攘夷派であり、多くの志士の思想に影響を与えた人物とされている。

 

黒船の来航に日本の人々は大きな衝撃を受けた。もちろん、龍馬もその一人である。

アメリカにはあんなに大きなものを造ることができる技術がある。そんな国が開国を迫ってきているんだ、勝ち目はないのではないか?

鎖国を続け孤立し、外の世界に目を向けてこなかった日本人はその時、自分たちが世界の中ではちっぽけな存在にすぎないことを強く認識させられた。

 

そんな中龍馬は、「黒船が造れたらえいなあ」ともらす。

何のために黒船を造りたいと思うのか?という父の問いに龍馬は答えた。

「黒船を造り、海に浮かべて、坂本一家全員をのせて世界を見て回る」ためだと。

 

Dreamerであり、Adventurerであり、Navigatorであった龍馬。

日本の歴史において結果として偉大な功績を残した坂本龍馬の最初の出発点。それは家族で世界一周、清国、インド、エジウト、アフリカ、イュウロッパ、アメリカ…遥かなるヌーヨーカへ。

「行ってみたいのお!プレジデントゆう人にも会うてみたいがぜよ!」と夢を抱いた事だった。