どこにいるかじゃない、何をやるかだ。

私の大好きなドラマ「天皇の料理番」から。

 

「人間はどこにいるかじゃない、何をやるかだ。どこにいても出来るやつはできるし、出来ないやつはできない。」

 

 私はこの台詞に救われたような気持ちになった。

 

日本一の料理人になるため反対を押し切り生まれ故郷を発ったものの、何事も上手くいかずにくすぶっていた主人公の篤蔵。心機一転、一発逆転をかけてパリにでも行くしかないと考えた。そんな篤蔵への一言。

 

わかる、わかるぞ。篤蔵。

できないのは周囲の環境のせいだ。こんな日本に生まれたからだ。

私は形から入る派だ。プロ仕様の道具さえ揃えれば私だってできる。

 

そう思っていた時期が私にもありました。

パリであろうと、Macbook proであろうと、できないもんはできない。

 

 

私は俗に言う学歴コンプ、大学入試に失敗したクチだ。浪人する金銭的、精神的余裕もなく仕方ないので今の大学に通っている。ダメな人間だ。

 

入学式の時点で既に大学を辞めたかった。学部選びも適当だ。高校時代に英語の成績が良かったから英語を専攻した。

大学に行きたいと思った理由も特になく、強いて言うならまだ働きたくなかったとか、周りがみんな大学に行くからとか、一番は家族と離れて暮らしたかったからだ。

とにかくこの大学が嫌で、大学編入を夢見て大学の資料を取り寄せたりしていた。

 

だが、この大学にもできるヤツはいた。

いくら高校の英語の成績が良かったと言っても帰国子女や留学経験者の英語力には太刀打ちできるはずもなかった。ましてやスピーキング、リスニングなんてほとんどやってこなかった。先生の言ってることも生徒の言ってることも何も分からない。

 

こんな大学にも私より英語が出来るやつがいるのか、だとか失礼極まりないことを考えていた。負けると燃えるタイプのゴミクズなので、やる気が出た。

というか出さざるを得なかった。こんな大学でトップになれない私なんて生きている価値もない。こんなので本命に受かるはずがなかったんだ、ここで学んで学んで絶対にかしこくなってやる!

こういった思考回路で、すごく、いやちょっとだけ頑張って勉強した。私比で。

 

そしたら、学年1位の成績が取れた。すごくうれしかった。

大学4年間で一番うれしかったことかもしれない。どこにいても、頑張るべきことはそこらじゅうにあるんだし、私はできる人間だ。そんな希望と自信が湧いてきた。

 

この頑張りは長くは続かなかったのだが。

 

それはさておき、どこにいるかなんてこだわるような問題じゃない。大切なことは頑張るべきことを見つけ、必死になれるかどうかなんだと実感した。

 

 

でも…あの大学……いきたかったなぁ……